青かえでの茶室から

裏千家茶道を追及しています

花だより

先週、とうとうゼミ仲間との練習会が最後を迎えました。最後の一人が4月で修了となるのでここで区切りをつけてそれぞれもっと大海に漕ぎ出そうということになりました。月一回で三年間続きましたが、毎回楽しかったです。私の収穫は台子点前と懐石、茶事です。最後は茶事風にと3人で分担して廻り炭、点心、続き薄茶でした。私は煮物椀と道具立てを担当しました。軸は「山水有清音」を選びました。この情景に何もいらないでしょう、ただそれだけでいいでしょう。なぜか私はそんな気持ちでした。棚は旅箪笥。主菓子の銘は「花だより」。大海に向けてそれぞれの舟は進み始めました。目を閉じると小さな入り江から穏やかに出ていく舟が見えます。

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