青かえでの茶室から

裏千家茶道を追及しています

炉の最後

先日の青かえでの稽古は今季炉最後の稽古でした。盆香合と唐物、盆点でした。釜は透木です。三名でゆっくりとした時間を過ごしました。お稽古を始めた頃は、先生が何点前もさせてくれたという話なりました。私が帰るご挨拶をすると先生に「もう一点前していきなさい」と引き止められ、ふらふらしながらお点前をした記憶があります。四,五点前ぐらいしています。それに月に4回の稽古でした。だから若かったし、先生に言われるままにお稽古してただただ体にお点前を記憶としてとどめていったように思います。なぜこうするのかなんて考えなくてもよかったです。

昨日の稽古は唐物と盆点の共通するところ、違うところなどを意識して稽古しました。そういう目でみるとお点前が新鮮です。でも、やっぱり基本はお点前座に座ったら、なぜか手が自然に動いていくぐらい稽古しなくてはいけませんね。

軸にもいつも皆さん、ちょっと注目してくれてうれしいです。「山水有清音」山があって、水があって、清らかな水の音や鳥の声があったら、もう何もいらないでしょう?先月に続きまだこんな気持ちです。お菓子は虎屋の「阿波の風」